ぶろーちぶろぐ

横になっている画像をそのままにして使うくらいのんびりした更新です。

高所平気症だったかもしれない

雑談です。


 世の中にはいろんな名前があるもので、私が子どもの頃感じていた不思議な気分にも、高所平気症という名前が付けられていました。とは言っても正式な症状名、診断名じゃないそうですが。

 

  高い場所と自分の死とが結びつかなかった小学校高学年の頃、学校の体育館の屋根や屋上のヘリに登って楽しんでいました。自宅の屋根に登るのも好きだったし、屋根まで積もった雪山に登るのも冬の楽しみでした。上手い諺もありますがそれは置いておいて。

 

 見つかってひどく叱られたけれど、死のうとはサラサラ思ってないので叱り方が的外れだな〜なんて考えてしまって全然反省もしていなかったあのときの自分。今じゃ考えられないほど後先考えてないあの時の気持ち。今じゃ高所平気症なんて名前を付けられて、高層階に住むことが原因だとか外遊びをしなくなったのが怖がらなくなった理由の一つだとか言われているけれど、私の場合は、田舎生まれなのでそれには当てはまりません。


3階建ての屋上のヘリに上がって周りを見ると、上には空だけで下にはいろんな暮らしが広がってて、自分はここにいるんだなあと生きてる実感がそこでは感じられたんです。当時は気持ちいいとしか表現できなかったので後付けの理由みたいですが。


今となっては恐くてできそうにありません。オバケや幽霊に対する恐怖が薄れていくのと引き換えに覚えていった高さや死に対する恐怖。期間限定の愉しみだったのでしょうか。